これを好む者はこれを楽しむ者に如かず
(雍也第六の二十)
9月の『論語』は7月の『論語』の続きとなります。7月・9月を合わせて「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」でひとまとまりの言葉となります。「ただ知っているだけの人はそれを好む人に及ばず、ただ好むだけの人はそれを楽しんでいる人に及ばない」という意味の言葉です。2ヶ月分まとめて暗唱してもらえるといいなぁと思っていますので、ご家庭でもチャレンジさせてみてください。
学校教育の大きな魅力は、一人ではなかなかできないことややる気になれないことでも、集団の力を借りて、あるいは集団の中で力を発揮することでできるようになるというところにあると考えています。やることになっている、やらなくちゃいけないというところから、ある意味無理矢理取り組ませるところがあるかもしれません。しかし、やらずにつまらないと手をつけないより、まずは無理矢理でも始めさせふれさせることから可能性は膨らむと思います。「為すことにより学ぶ」と言われますが、
ふれる・始める→知る→好む→楽しむ
と学びの質を上げていってもらいたいと考えています。
9月には運動会という大きな行事があります。運動も、みんなと力を合わせて取り組むことも、運動会への取組を通して楽しんでもらえるとうれしいなと思っています。