2学期始業式のことば
長い夏休みを終え、2学期を迎えた深谷小学校の子供たちに、2学期の重点とする「課題に挑戦する」ということを伝えたいと考えました。
いろいろな行事が目白押しの2学期です。リオデジャネイロ・オリンピックでの日本人選手の健闘を踏まえ、「どうせ無理」と初めからあきらめるのではなく、工夫し協力しながら挑戦する深谷小学校の子供たちであってほしいという願いを込めて次のような話をしました。
おはようございます。みなさんに会える始業式を楽しみにしていました。久しぶりにみなさんの姿を見て、夏休みの間にずいぶん身体が大きくなったことや、静かに始業式に臨んでいるしっかりとした態度などを確かめることができて、校長先生はとてもうれしいです。
夏休み中にはリオデジャネイロ・オリンピックがありました。日本の選手たちが大活躍したオリンピックでした。世界中の素晴らしい選手たちと競い合いながら、今までで一番多い41個のメダルを取りました。その中には、卓球やバドミントンのシングルス、カヌーや競歩など初めてメダルを取れた競技もありました。

これまでメダルが取れなかったということは、日本人がメダルが取ることが「無理」ということではなかったのです。どうしたら勝てるかを考え、あきらめず工夫しながら一人でなくみんなで頑張り続けることで、「無理」と思われるようなことも「できる」に変えられることを、地球の裏側にいてテレビで観ている私たちに教えてくれました。
今日から2学期が始まりました。2学期は一番長い学期です。全校では運動会があり、各学年でもいろいろな行事があります。暑い暑い日から凍えるような寒い日まであります。そんな2学期は、一番頑張り甲斐のある学期です。そこで、2学期の重点を「課題に挑戦する」としました。

1学期は「形をつくる・揃える」を重点にみんなで頑張りました。みなさんは、今こうしてきちんと並びしっかりとお話を聞けています。靴箱の靴のかかとだけでなく、いろいろな所で脱いだ上履き、授業の前に机の上に出す教科書やノートを揃えられる人が増えています。「形をつくる・揃える」という重点に気をつけ、できるように頑張ってくれた深谷小学校のみなさんを、校長先生はとても立派だと思いますし、誇りに感じています。
さて、2学期の重点「課題に挑戦する」ためには、まず一人一人がもっとできるようにしたい、直したいという自分の「課題」に気づき意識することが大切です。そしてメダルを取ったオリンピック選手のように、「無理」とあきらめず、工夫しながら努力を続けることがなんといっても大切です。
また「課題」は一人一人のものだけではありません。クラスや学年、学校全体で力を合わせて取り組むものもたくさんあります。まずは深谷小学校のオリンピック、運動会に向けて、みんなで頑張っていきましょう。一人ではくじけてしまうことも、お友達やみんなと一緒なら、我慢することも続けることもできるものです。
581名の一人一人の挑戦、そして深谷小学校としての挑戦で、深谷小学校をもっともっと素晴らしい学校とする2学期にしていきましょう!
これで、始業式のお話を終わりにします。