農園の野菜も元気です
-「手をかける」という「育てる基本」-8月17日(水)、昨晩から今日未明にかけて通り過ぎていった台風7号による被害がなかったか、学校の様子を見に行きました。
校舎内を日直を中心に確認してもらい、私は校庭等を確認してきました。ちょうど幼稚園の職員も来ていたので幼稚園の確認もできました。物が壊れていたり雨漏りしたりした様子もなく、安心しました。
外回りを確認していて、校内の農園が気になり見に行きました。子供たちが育てているいろいろな野菜が、台風の雨や風で倒れていないか心配でしたが、元気に青々とした葉を繁らせ、いくつも花や実をつけていました。
枝 豆 ピーマン な す
へちま トマト スィートバジルねぎを育てている農園のところに行くと、草をむしっている親子に会いました。男の子は当番のようでしたが、お母さんも一緒に来て草むしりをしてくださっていました。

今年の産業祭は、当日はこれまでのように6年生が参加しますが、準備にはいろいろな学年が関わることになりました。ねぎ作りは3年生が担当です。篠崎前校長先生に教えていただき、鉛筆くらいの太さの苗を植えました。それから、ネギの成長に合わせて土をかぶせていきます。丁寧に土をかぶせているのでしょう、雑草が全くありません。
野菜に限らず、「育てる」ということを具体的行為として分解していけば、その中には必ず「手をかける」という行為・要素が入ってきます。篠崎先生に教えていただいたことをしっかりと守り「手」をかけながら「深谷小産のねぎ」はすくすく育っています


あの男の子も、「一緒に草をむしる」という「手」をかけられたことで、「草むしり」という行為を前向きにとらえることになったと思いますし、ご家庭に戻る道すがらお母さんと、草やねぎや産業祭、また育てることの大変さや楽しさになどついて、いろいろな話をしたのではないかなと思います。こうしたことはこれからの成長の過程できっとこの男の子を支える力となると思います。
大変お忙しい中かとは思いますが、少しの時間を工面していただき、お子さんと一緒にやるという「手」のかけ方を、子育てに取り入れてみてください。ちょっと面倒だとかやりたくないとか後ろ向きになりがちなことほど効果的です。残りは少なくなってきましたが、夏休みはそうした「手」をかけるチャンスです。