「かわいそうなぞう」と「おとなになれなかった弟たちに・・・」
-忘れてはいけない大切なものを心に刻む機会に・・・-
71回目の終戦の日は、昨日のまでの真夏の暑さとは違い、薄曇りの空のもと少し過ごしやすい1日となりました。
第2次世界大戦の終戦から71年の歳月が過ぎ、私たちはこの戦争を経験した方々から直接お話をうかがう機会がなかなか得られないようになってしまいました。こうした中にあっても、忘れてはいけない大切なものはしっかりと引き継いでいかなければならないと思います。
夏休みも残り2週間を切りました。未だやらなければならないことが山積みで時間的な余裕はないという子も多いとは思います。それでも、1年生~4年生は「かわいそうなぞう」(土家 由岐雄)を、5年生・6年生は「おとなになれなかった弟たちに・・・」(米倉斉加年)をぜひを読んでみてください。どちらも絵本で読むのにそれほどの時間はかかりません。しかし、これらの絵本から考えることは本当に多く幅広いものであると思います。
「読む子は考える」と言われるほど、読書は心の栄養となり学びの基礎となります。将来の自分への貯金〔投資〕として、ゲーム機やテレビに向かう時間を少し、本に向かう時間にしてみてください。