給食は季節を学ぶ・・・
今日11月2日は、「キッチン・バスの日」なのだそうです。
国の文化に思いを致す記念日が11月3日「文化の日」として定められているので
その前日の今日11月2日を「家庭の日」とし、家庭文化のありようを
家族みんなで考える「キッチン・バスの日」として制定されたのだそうです。
キッチン・バス工業会が「台所・お風呂の川柳」コンクールを
毎年行っているそうで、その昨年の大賞(最優秀賞)が
キッチンは季節を学ぶ母の塾 という句だったと今朝テレビで紹介しているのを耳にしました。いい句ですね

都会に暮らすご家族なのでしょうか。
自然の中で季節感を体感してこなかったお母さんなのかもしれませんね。
それでも季節ごとの旬の食材を、工夫して家族に振る舞おうとしている
お母さんの前向きで温かい家族への想いが伝わり、
鑑賞している者の心までほっこりと温かくなります。
今朝この句を耳にした時、
深谷小学校の子供たちの恵まれた環境のことを想いました。
深谷小学校の子供たちは、各家庭のキッチンや食卓だけでなく、
給食でも季節を学んでいるなぁと思ったからです。
給食献立表や給食だより、毎日各学級に配られる「今日の給食」を見ていると、
食材の季節感(旬の食材)や料理の地域性など、
食に関する様々な学びができるように工夫されていることがわかります。
平成25年12月に、和食(日本人の伝統的な食文化)がユネスコ無形文化遺産に登録されたことからもわかりますが、食というのは単に身体に必要な栄養を摂るだけのものではなく、心を育てる文化でもあるのです。
深谷小学校の給食の時間は、おいしく栄養を摂って身体を育てるとともに、食べるという行為を通して食材や料理に関する知識やマナーといった食に関する豊かな心を育てる時間です。