過てば則ち改むるに憚ることなかれ。
(学而第一の八)
10月の『論語』は、 。「自分が何か間違ったり失敗したりしたと気づいたら、みんなにどう言われるかなんて気にしないで、直しなさい。」という意味の言葉です。篠崎前校長先生が平成26年9月に出した「子曰く、過ちて改めざる、是を過ちと謂う」と似ています。
今年度の学校経営の方針の一つに「困難に挑戦せいて失敗することをよしとし、失敗からも学ばせることで確かな前進を促す学校風土を創る。-やってもみないで『どうせ無理』と言わない・言わせない。-」を掲げて取り組んでいます。そして2学期の重点を『課題に挑戦する』として、子供たちにも教職員にも意識した取組を求めています。課題に挑戦することは、「失敗から学べる」という副次的効果も生みます。『論語』の暗唱からも「失敗の意義」に目を向けさせたいと考え、この言葉を暗唱してもらうことにしました。
「過てば」「改むる」「憚る」と見慣れない・耳慣れない・意味の分からない、しかも頭音が三つとも「ア段音」で口を大きく開かなければならないと、暗唱も音読もやりにくいところがあります。そんな困難にも敢えて挑戦させたいと思います。ご家庭でうまく音読できたり、きちんと暗唱できたら、是非大いに褒めてあげてください。