4月10日、子供たちを迎え平成29年度の深谷小学校の教育活動が始まりました。
新6年生が入学式のために準備してくれた体育館で、1学期の始業式を行いました。ステージの上から、整列した2年生から6年生までを見渡すと、一つずつ学年が上がったことに胸を張っているキラキラした表情でいっぱいでした。
そんな子供たちに、「〝進級〟を節目として積極的な行為をすることで成長してほしい」という深小っ子への期待を、次のように伝えました。
皆さん、おはようございます。そして、進級おめでとう。
今日から皆さんは、1学年ずつ進級し、新しい学年やクラスでの生活が始まりました。2年生、3年生、4年生、5年生と呼ばれても、まだピンとこないかもしれません。
実は6年生は、4月6日に、みなさんや今日入学してくる1年生のために、お掃除や飾り付けなどいろいろ準備をし、学校をきれいに整えてくれました。ありがとう。準備をするという行為を通して、深谷小の最上級生になるという気持ちを一人一人の中で確かめてくれたように感じました。6年生には、最高学年として、深谷小学校の代表・お手本としての活躍を期待しています。
昨日の夕方、南門から校舎に向かう深小アベニューで草をむしった後始末をしていると、校庭で遊んでいた6年生の男子6名が「校長先生、何かお手伝いできることはありませんか?」と声をかけ、一緒にきれいにしてくれました。手伝ってくれたことも嬉しかったのですが、それ以上に、自分たちで気づき、声をかけるという積極的な行為をとってくれたことが私は嬉しく、6年生への期待が更に膨らみました。
2年生から5年生の皆さんも、一つずつ学年が進んで、入学してくる新入生のお兄さんお姉さんになりました。新しい教室に入り、新しい担任の先生から新しい教科書をもらい、「進級した」ことをだんだん実感していくと思います。でも、周りが変わり、してもらうことが変わるだけでなく、6年生のように「積極的な行為」を通して、「進級した」ことを自分で確かにしましょう!
1学期が始まった4月10日という日は、1年365日の中の1日ですが、学年が一つ上がったという特別な節目となる1日です。その節目をしっかりと強いものにしましょう!まずは、明るく元気な挨拶と返事をし、靴のかかとをきちんと揃えること、そして腰骨を立てた姿勢をとり、校歌を体育館に響きわたらせること。これらを、3月までよりもっとよくするという積極的な行為を自分ですることで、今日4月10日にしっかり「進級」しましょう!
深谷小学校の「小さな紳士・淑女」のみなさん!目に見えない「こころざし」や「思いやり」を一人一人の中でしっかりと育て、積極的な行為で、深谷小学校を「笑顔があふれ校歌が響きわたる学校」にしましょう!
これで、1学期の始業式のお話を終わりにします。