学ばせる手だて -修学旅行を振り返って①-6月15・16日に、6年生の修学旅行に行ってきました。
6年生がこれまでいろいろな場面で学んできたことを、
修学旅行という特別な場面の中で活用したり発揮したりしてほしい、
また一人ではできないことややろうともしないことに集団の力も借りて
挑戦したりできるようになったりしてほしい・・・と思っていました。
たった二日間でしたが、私が予想したり期待したりしていた範囲を
大きく超えた学びの成果や成長を見せてもらえました。

1日目の夕食時と2日目の朝食時の食事場所での上履きの様子です。
夕食の時もおおよそ揃えられていましたが、自分の上履きは揃えても、
座敷に入るまでに揃えられていた他の人の上履きを
踏み散らかしてしまうところも見られました。
朝食時には、おそらく教員がはじめに通路を作らせたのでしょう。
他の人の上履きを踏まないですむ手だてが講じられたことで、
きちんと揃えられていた上履きがきちんと揃ったまま並べられ、
後に続けて並べる者は
いい加減には並べられないという気持ちにさせられます。
「きちんと並べなさい!」と繰り返し注意するより、
通路を作るという並べてある上履きを踏ませない手だてを講じる方が、
気づかせ・よりよい判断と行動を促す効果があります。
「言われてやる」や「言われるとおりにやる」よりも
「自分で判断してやる」方が、
より「できるようになる」ことに近いことは言うまでもありません。
適切な教える手だてにより、
「判断してできる」6年生に確実に近づいたと感じました。