花を活ける・花を活かす -花を持ってきてくれた教員と花を活かしてくれた教員-
5月23日(月)、深谷小学校の新しい1週間が始まる月曜日に、
「うちの畑に咲いていたので・・・」と、一人の教員が一抱えの花を持ってきてくれました。
緑の葉が勢いよく繁り、その先には濃い桃色の花がついています。
よく見ると、花びらはフリルのような形になっていて可憐な印象です。
職員室に居合わせた数名の教員が集まってきて、
どこに、どのように飾ろうか話し始めました。
私は、その場を離れ、しばらく校長室で仕事を進めていました。
それほど長い時間ではなかったその間に、
あの花は、飾るには元気すぎた葉は整えられ、
飾る場所、差される花器に応じた姿となって、
玄関をはじめとした校内のあちこちを飾ってくれていました。
花を持ってきてくれた教員、その花を場や花器にあわせて活けてくれた教員。
それぞれの想いが形になって、深谷小学校を彩ってくれています。
「生け花」を辞書で調べると、「活け花」とも書かれています。
「花を活ける」という行為は、「花を活かす」ということにつながると思います。
「花を活ける」想いや視点は、「子供を活かす」ことにもつながります。
教職員一人一人の力を活かして、
子供たち一人一人を活きる場で活きるように活躍させられる
深谷小学校にしていきたいと思っています。