集団の中で学ぶということ
-林間学校と給食試食会から-
5月24日(火)、本日は林間学校に出発した5年生を見送り、
1年生の保護者のみなさんを対象とした給食試食会を開催しました。
5年生は全員が参加した林間学校を引率した教頭からは、
全員が地蔵岳登山に挑戦し、全員地蔵岳山頂に立つという
嬉しい報告を受けました。
給食試食会では、ご家庭では食べない野菜を食べている我が子の様子や、
食が細いと思い込んでいた我が子が周りの子たちと一緒に
配膳された給食を平らげ、おかわりまでする様子に
驚いている保護者の方のお話をうかがうことができました。
「小さな紳士・淑女」が育っているなと感じます。
私は、ある先輩から
「学校とは、個々では難しい学びを、
集団の中で効果的・効率的に学ばせるところである」と教えていただいたことがあります。
地蔵岳の登山を、もしも一人でやらせたら、
111名全員が登り切ることはできたでしょうか?
食事も、一人で食べさせていたら、
嫌いなものに箸を進める子はどのくらいいるでしょうか?
集団の教育力の強さを改めて感じた1日でした。
しかし、集団の力は強いからこそ、使い方を誤ると大変なことにもなります。
まして、他からの影響を受けやすく個が確立し切れていない小学生を、
ただ無計画に集団の中に入れることは、
メリットよりもデメリットの方がはるかに大きいと思います。
本日の二つの行事から、
深谷小学校は望まし影響を与え合える集団を形成する方向に進んでいること、
そして、それを育むご家庭や地域があり、
意図的・計画的に育てる教職員組織があるということを改めて実感しました。
ご家庭と地域、そして学校が協力・協働して、
このレベルを更にあげていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。