2学期がスタートしました。
保護者、地域の皆様、今学期もどうぞよろしくお願いいたします。
2学期始業式にあたり、次のような話を子供たちにしました。
2学期 始業の言葉(R4.8.29)
みなさん、おはようございます。
今日から2学期がスタートします。久しぶりにクラスの友達や先生方と再会し、ドキドキ・ワクワクとしているところでしょうか。
私から、2学期の始業に向けて2つお話をしたいことがあります。
1つ目です。
みなさん、2学期は、どんな学期にしたいと考えていますか。
4月に新しい担任の先生、クラスの友達と出会い、今のクラスがスタートしました。あれから、約5ヶ月が経ち、クラスにも慣れ、最初に感じた緊張感や不安感は、今は期待感とか充実感に変わってきているのではないでしょうか。
また、1学期は、授業やいろいろな活動に、自分自身で目標をたてて、努力を続けてきたのではないかと思います。
さて、2学期は、9月のスポーツフェスティバル(運動会)に始まり、親善運動会、校外学習、社会科見学、音楽会、親善球技大会、150周年記念式典、産業祭など、様々な行事があります。
この2学期は、自分で頑張る、楽しむ、努力する、ことももちろんですが、
クラスのみんなで一緒に1つのことに取り組み、「みんなでやることの楽しさや喜び」を感じるときです。
つまり、クラスで団結して1つのことを成し遂げる充実感や満足感をみなさんに味わってもらいたいと思っています。
ラグビーでは、次の言葉がよく使われます。
「ワン・フォア・オール オール・フォア・ワン(One for All, All for One)~一人はみんなのために、みんなは一人のために~」
この言葉は、アレキサンドル・デュマ(フランスの作家)が書いた小説「三銃士」の主人公ダルタニヤンと三銃士の誓いの言葉として出てくる言葉ですが、本来の意味は、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というより、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」と言われています。
2学期は、一人一人の努力とともに「みんなで○〇を頑張る」という思いで1つの目的に向かって、クラスが協力して「最高の学級、最強の学級」になって欲しいと思っています。
2つ目の話は、「命」についてです。
夏休み中に深谷市内の小学生が大きな事故にあってしまいました。自転車に乗っていての事故とのことです。深谷小でもかつて自転車事故でその尊い命を奪われたお友達がいました。このようなことが二度と起こってはいけないと思っています。交通ルールやマナーについては、先生方から繰り返し指導されていると思いますが、大切なお話なので何度でも話します。
まずは、交通ルールをしっかり守るということです。
その上で、特に自転車に乗っているときは、
①スピードを出しすぎない、とにかく安全運転を。
②飛び出さない、交差点や曲がり角で見込み発進をせずに必ず止まって左右
確認を行うこと。特に友達と一緒にいるとき、友達が行けたから大丈夫と
思って横断し、事故にあってしまうケースがたくさんあります。
自分の目で必ず左右を確認してから、です。
また、自転車事故は被害に遭うだけでなく、自分がお年寄りや小さい子供などの歩行者にぶつかり加害者になってしまうこともあります。
「ハンドルを握るのは、人の命を握ること」です。事故に遭わないよう、事故を起こさないように注意することは、わずかな時間で済みますが、それを怠ると後悔は一生続くことにもなりかねません。
くどいようですが、正しい交通ルール、交通マナーを守れる深小っ子になってください。
また、「命」の大切さは、交通事故だけの話ではありません。いじめ等で悩んでいたり、様々なトラブルに巻き込まれて、ということもあります。
私たちの「命」は、誰もが、たった一つしかないかけがえのないものです。
自分の命を、そして人の命を、みんなの命を尊重して生きていくこと、このことは人として最も大切なことです。
みなさん、そのことを決して忘れないでください。