11月1日の全校朝会は、7日から始まる人権旬間に向けて「人権朝会」としました。校長の話の前には、2年生から6年生までの代表による人権作文の音読がありました。それらとも関連づけながら、「人権」について身近に考える、自分の「人権」も他の人の「人権」も大切にしていくことを伝えたくて、次のような話をしました。
おはようございます。今、2年生から6年生までの代表の人権作文を聞きながら、いろいろな「人権」ぬついて考えた思います。その考えたことも頭において、「人権」ということについて、もう少しみんなで考えてみましょう。
「人権」なんて難しい言葉は、「私にはまだ関係ない」と思っていた人はいませんでしたか?でも、そんなことはありません。「人権」を分かりやすく言い換えると、「どんな人もみんな、他の人と同じように幸せに暮らせます」ということだからです。「私にはまだ関係ない」なんてことはないですね。
「幸せに暮らせる」ということは、特別なことではありません。大人も小学生も、おじいちゃんやおばあちゃんも赤ちゃんも、誰にとっても当たり前で、大切なことです。
「どんな人もみんな、幸せに暮らせます」ということですから、「幸せに暮らす」邪魔なんて、誰も、誰に対しても、してはいけません。わざとするなんてもってのほかですが、わざとではなくてもダメです。ですから、自分のしていることや言っていることが、誰かを嫌な気持ちにさせてないか、「幸せに暮らす」邪魔をしていないか、考えましょう。自分がされたり言われたりしたら嫌じゃないか、想像しましょう。みんなが「幸せに暮らせる」ためには、嫌な気持ちにさせない・幸せに暮らす邪魔をしないことが、まず大切です。
それができたら、「困っている人を助ける」ことにチャレンジしましょう。ちょっとしたことでいいのです。荷物を持ってあげたり、分からないことを教えてあげたりすることはもちろん、声をかけたり励ましたりするだけでもいいのです。
誰かのことを自分だったらどうかなと想像してみる、言ったりやったりする、そういう気持ちや力のことを、「思いやり」と言います。深谷小学校ではみんな「志高く、思いやりのある深小っ子」になることを目指しています。みんなで「思いやり」チャレンジをしていきましょう!
では、もし自分が嫌な思いをしていたら、どうしますか?みんな幸せに暮らせるのだから、嫌なことは「嫌だ」って言っていいんです。でも、なかなか言い出せないときは、逃げても、その場所に行かなくてもいいんです。でも、恐くてそれもできないときは、「相談」するんですよ。友達でも、先生でも、おうちの人でも、誰でもいいんです。「嫌だ」も言えず逃げることもできないときでも、必ず「相談」だけはしてくださいね。きっと困っている人の力になりますからね。
みんなでみんなが幸せに暮らせる学校にしていきましょう。これで、人権朝会の話を終わりにします。