「憧れる」という学びのモチベーション-チャレンジ課題へのいろいろなチャレンジ-1月は10日が始業式でしたから、『論語』を暗唱してチャレンジ課題を校長室で合格の印をもらうのはなかなか大変です。2年生のかけ算九九の暗唱もあるので、すぐに行列ができてしまいます。そんな中でも、けなげに校長室のドアをノックしてくれる深谷小学校の子供たちを本当に愛おしく感じます。
そんな校長室での暗唱ですが、校長室という特別な場で校長が直接聞き合格を出すというだけでなく、様々な価値があると思います。そのうちに一つに全学年が同じ課題に挑戦していることから、下級生が上級生の取り組む姿からも学べること、上級生には上級生としての自覚が喚起されることなどもあります。
チャレンジ課題へのチャレンジの仕方にもこだわりが見せる子供たちがいます。その月の最初の合格者を目指す子もいます。また4月からその月の課題まで全て続けて暗唱を聞かせるというチャレンジをする子もいます。
ちょうどそんなチャレンジを1年生が目の前で見てびっくりしていました。「すごいなぁ」「素敵だなぁ」という憧れの存在は、具体的な学びのモデルとなり、「私もああいうふうになりたいなぁ」「私もやってみよう」という学びのモチベーションを喚起してくれると思っています。
校長室は、素敵で身近なモデル、憧れの存在にも出会える場所。そんな場所にもしていきたいと思っています。