校歌のピアノ伴奏が響きわたる朝
- 『ささやかな心がけ』という進化 -今朝、出勤して間もなく、校長室でいろいろな準備をしていると
校歌のピアノ伴奏が校舎内に何度も響きわたりました。
第二音楽室をのぞきに行くと、
ピアノに向かう教員の姿がありました。
弾き終わり、音楽室から出てきた時に、
「どうして今朝、校歌の伴奏を弾いていたの?」と尋ねました。
すると、
「今朝の音楽朝会で校歌の伴奏をするので、練習をしていました」
と少し照れた様子で話してくれました。
きっと、練習はこのときだけではないのでしょう。
素人の私にも、なめらかで力強いピアノ伴奏であることはわかりました。
それでも、全校の子供たちの歌う校歌の伴奏のために、
朝少し早く来て練習をしている姿が、少し眩しく見えました。
先週、朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の中で
耳にした言葉を思い出しました。
主人公の常子が女学校を卒業する日のことです。
深谷商業高校の旧校舎がロケに使われていました。
女学校の先生が、百貨店の包装紙を使った手作りのブックカバーを手に、
卒業する常子とその友人に、こんな言葉をかけました。
「『ささやかな心がけ』、小さな幸せを生むそうした進化を
大事にする人でありたい」私は今朝、深谷小学校で、
小さな幸せを生む進化である
『ささやかな心がけ』に出会えたと感じ
嬉しくなりました。