「寝る子は育つ」・・・
育つのは身体だけではありません! -第1回学校保健委員会-6月23日(木)、今年度の第1回学校保健委員会が開かれました。
深谷小学校の図書室が、お母さん、お父さんでいっぱいになりました
今回は、深谷市立教育研究所学校福祉相談員の金子まどか先生から、
『子どものこころとからだ』という演題で
「10年先も心身ともに健康な子であるために大切にすること」についてお話しいただきました。
心身ともに健康でいるためには
「基本的生活習慣」、つまり「早起き・早寝・朝ごはん・昼間の活動」が大切で、
その中でも特に
「睡眠」が大切なのだそうです。
子供たちに大切な成長ホルモンは眠っている間に最も分泌されます。まさに「寝る子は育つ」です。
また心を穏やかにし「幸せホルモン」といわれる「セロトニン」も、朝の光で分泌が高まり、
朝食をリズミカルに噛むという筋肉運動でさらに分泌は高められるそうです。
セロトニンの分泌が少なくなると、衝動的になりいわゆる「キレる」子供になりやすくなるとともに
気分的には落ち込みやる気がなくなってしまうということです。幸せの感じ方もつくり方も生活習慣がつくっていると言ってもよいのです。
また、学校歯科医の宮澤敬治先生からは
「口は心や身体の健康の窓口・入り口」というお話と
「虫歯は放っておいても決して治らないので、虫歯が見つかったら早めの治療を!」という注意をいただきました。
学校薬剤師の大谷和敏先生からは、「今は全世界的に第3の薬物乱用期となっているので、
薬物乱用を他人事と思っていてはいけないこと」と併せて「薬物乱用を含め、
自分を悪いことから遠ざけよい方向へ導くのは、
自尊心や自己肯定感である」というお話をいただきました。
子供をしっかり見て、きちんと認めてあげることがよき人とするコツですね!
保健体育委員会委員長の増野千賀子さんからお礼の言葉があり、充実した第1回学校保健委員会は終了しました。