振り返り伝えていくことの意義
-3.11 東日本大震災から7年-今日は3月11日。1万8000人以上が犠牲となった、あの東日本大震災の発生から7年が経ちました。
震災から7年が経ち、復興は進んでいますが、今なお、およそ7万3000人が仮設住宅などでの避難生活を余儀なくされています。時の経過とともに、日常を取り戻すことができている人も多い反面、まだまだ困難な状況の中、復興への長い道のりを覚悟しながらも、 必死に頑張っている方々がたくさんいます。
7年前の今日、私たちが住む深谷市で震度5を大きく超える地震があり、建物が傾いたり壁にひびが入ったりする被害がたくさん出ました。電車も止まり、勤め先から帰れない人もたくさんいました。計画停電が何度もあり、卒業式も電気なしで行わなければならないのではないかと心配しました。お店に並ぶ商品も少なく、特にガソリンスタンドは数日に1回程度しか営業できず、営業できる日にはガソリンスタンドのまわりを何百メートルも車が並びました。
私たちはそんな大変な生活を余儀なくされながら、それでも東北の被災されている方々のために何かできることはないか、みんなで真剣に考え、できることをしました。
今の小学生には、そうした体験がほとんどなく、大きな災害に対して実感を伴った理解をすることはできません。しかし、大きな地震をはじめとする災害は、いつ・どこで起きるか分かりません。私たちが暮らしているここ深谷市でもです。ですから、7年前に東日本大震災とそれに伴う生活上の困難、そして苦しい中で助け合う大切さなどを、体験した私たち大人が折にふれて振り返り、子供たちにしっかりと伝えていかなければいけないのです。
今日3月11日は、まさにそうする日なのだと考えます。 各地で追悼式が行われ、地震発生時時刻の午後2時46分に合わせ、鎮魂の祈りが捧げられます。是非それぞれのご家庭で、7年前のことを子供たちにお話しいただき、一緒に黙祷を捧げていただければ幸いです。
また、もしも大きな災害があったときにどうすべきかをご家庭で話し合う機会にもしていただけたらと考えています。その一つとして、本ホームページの「緊急連絡ページ」を活用した連絡についても慣れておいていただきたいと考えています。今月まだアクセスしていないご家庭は、是非本日中にアクセス訓練をお願いします。